どうも現役メガバンカーのくれです。
今回は、インデックスファンド、インデックス投資について基本からメリットやデメリットなどを解説します。
初心者にとてもオススメの投資手法なのでぜひ理解しましょう〜
- インデックス投資についてメリットデメリットを知りたい
- NISAやイデコの商品選びに困っている
- 投資信託に関心がある
- 老後資金を備えるために安定的な投資を始めたい
そもそもインデックス投資(インデックス運用)とは?
日経平均やTOPIX、S&P500、ダウ平均等の指標をベンチマークとし、ベンチマークと同じ値動きを目指す投資方法のこと
投資信託協会の調査によると、インデックス型ファンドの純資産総額(2020年3月末)は、なんと47 兆 7,820 億円で株式投信に占める比率 50.9%でした。
こんなにインデックス型ファンドが株式投信占める割合が高いなんてご存知でした?
インデックス(指標)の例は?
資産の種類 | 指標名 | 内容 |
---|---|---|
日本株式 | 日経平均株価 | 東証一部上場銘柄のうち225社 |
TOPIX | 東証一部上場の全銘柄 | |
JPX日経インデックス | 東証一部、二部、マザーズ、JASDAQのうち400社 | |
海外株式 | S&P 500 | 米国企業を代表する大型500社 |
ダウ平均 | 米国企業を代表する大型25社 | |
NASDAQ | 米新興市場NASDAQ上場の全銘柄 | |
MSCI コクサイ・インデックス | 日本以外の先進国(22か国)の上場企業 | |
MSCI エマージング・マーケット・インデックス | 中国やインドなど新興国(25か国)の主要銘柄 | |
日本債券 | NOMURA-BPI 総合指数 | 国債や社債など日本債券の主要銘柄 |
海外債券 | シティ世界国債インデックス | 先進国の国債 |
日本不動産 | 東証REIT指数 | 東証に上場する全てのJ-REIT銘柄 |
海外不動産 | S&P 先進国REITインデックス | 先進国の主要REIT銘柄 |
コモディティ (商品) | S&P GSCI 商品指数 | 原油、金、小麦などの商品先物 |
インデックスファンドの例をご紹介します。
こちらはモーニングスターのサイトから引用しています。
インデックス投資のメリットとは?
ここからインデックス投資のメリットについてわかりやすく簡潔に解説します。
インデックスファンドは運用コストが比較的低い
インデックスファンドは、「信託報酬」が低いためコストが安い傾向にあります。
投資信託にかかるコストについては、下の記事をご覧ください。
「オハマの賢人」として有名な投資家であるウォーレン・バフェット氏は、2013年に「株主への手紙」でインデックス投資を進めるような発言をしています。
「低コストのインデックス・ファンドは、投資家の大多数にとって、最も聡明な投資だ。」
相続財産についても、10%の現金で米国債を買い、それ以外は手数料の安いS&P500連動のインデックス・ファンドで運用するよう指示されています。
対象となる指数の値上がりや値下がりを予想すれば良い
指数が上がればインデックスファンドの価格が上がる
指数が下がればインデックスファンドの価格が下がる
インデックス投資の場合は、指数の上がり下がりだけを予想すれば良いのでとてもシンプルでわかりやすいメリットがあります。
個別株の場合は、会社単体の財務内容や、その業界のマクロ的な見通しなどを複合的に考えて投資判断する必要があります。
一方でインデックス投資の場合は、指標が表すマクロ的な見通しのみにフォーカスすれば良いのです。
基本的には放置(運用はお任せ)
投資信託全般に共通することですが、基本的にはファンドを運営するプロ(ファンドマネージャー)にお任せすれば良いです。
投資信託のメリットについては下の記事で説明しています。
ぜひご覧ください。
インデックス投資は少額から始めれる
インデックス投資は、投資信託のため少額で始めることができます。
ネット証券だと100円から始めることができるサービスもありますよ。
インデックス投資のデメリットとは?
ハイリターンは望めない
冒頭にも説明しましたが、インデックス投資は、ベンチマークとの連動を目標にしています。
そのため、アクティブ型の商品に比べてハイリターンは望めません。
放置のため、勉強にはならないかも
インデックス投資のメリットとして、指標の動き(マクロ的)を予想するだけで良いと言いました。
逆に言うと、投資の勉強を本気でしたい人にとっては微妙かもしれません。
株式のように、会社の財務諸表や事業の分析が不要です。
投資の原則は、「安く買って高く売る」です。
リーマンショックやコロナのようにマクロ的にインパクトがあるような世界の動きに注目することはインデックス投資でも必要です。
経済全体の流れを掴むと言う意味でも、インデックス投資をするのもありだと思います。
実際にインデックス投資はどう始めればいいの?
- 金融機関の窓口で相談する
- ネット証券口座を開く
- 投資信託やETFを購入する
- NISAやiDecoで運用する
インデックスは比較的安定的な利益を追求するので、長期投資に向いています。したがって、NISAやiDecoをしていない人は、まずNISA、iDeco口座を開設して、その中で「インデックスファンド 」を購入することを強くお勧めします。
ネット証券について
- LINE証券でポイント投資をはじめるメリット・デメリット
- ネオモバイル(SBIネオモバイル証券)がオススメな理由
- 楽天証券でポイント投資を始めよう。楽天証券のメリット・デメリットをわかりやすく解説
- 投信工房のメリット・デメリット