積立投資をしていると、毎月購入時の基準価格が異なるため、結局今いくら「儲かっているのか、損しているのか」が非常にわかりづらいですよね。
今回は、そんな投資信託の運用成績(トータルリターン)がどのように計算されているのかをわかりやすく解説します。
トータルリターン制度があるから今は確認するのが簡単です。
トータルリターンを解説する記事ですが、実は2014年12月1日に「トータルリターン制度」できたため、算出ロジックを知らずともトータルリターンを簡単に確認することができるようになりました。
トータルリターン通知制度とは、投資信託の損益を明確にし、販売会社(銀行や証券会社など)がお客さまに対して、年に1回以上通知する仕組み。
トータルリターンとは?
一定期間内に投資商品への投資から得られる総合収益を指します。これには、値上がりによる譲渡益だけでなく、再投資された分配金や途中で売却した売却金額も含まれます。
トータルリターンを把握するためには、まず下の4つを確認する必要があります。
- 今の評価金額
- これまでに受け取った分配金の総額
- 売却金額の総額(一部売却している場合)
- 今までの購入金額
①〜③を足して、④を引いた部分がトータルリターンです。
トータルリターン =(①+②+③)ー④
トータルリターン を投資コスト(購入金額)で割って%で表すことが多いです。これを総収益率と言います。
トータルリターンは、投資信託の運用成績を表す際に用いられます。分配金を全て再投資したと仮定し、ある一定期間の分配金込みの基準価額の騰落率を年率で表します。
トータルリターンのイメージ
トータルリターンについて理解できましたか?
分配金を受け取っているから儲かっていると勘違いしている「高齢者」が多くいるのも現状です。トータルリターンをしっかりと理解して投資信託の運用をしましょう。
金融機関から通知されるトータルリターン通知書のイメージを示します。
オススメの投資信託を取り扱う証券会社
最後に、現役メガバンカーのくれがオススメする証券会社を紹介します。別記事をご参照ください。