どうも現役メガバンカーのくれです。
今回は、巷で流行している「ソーシャルレンディング」のオススメ企業の紹介です。
銀行員目線でオススメする理由をわかりやすく解説していきます。
そもそもソーシャルレンディングって何?という方は、基礎知識をつけるために下の記事でじっくり勉強してくださいね。
急いでいる方は、一番上の記事だけでも十分ですよ。
Fundsの特徴は?
Fundsの運営企業概要
企業 | ファンズ株式会社(旧名:株式会社クラウドポート) |
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設立 | 2016年11月1日(サービス開始:2019年1月) |
住所 | 東京都港区西麻布3-2-1 北辰ビル7階 |
株主 | B DASH VENTURES株式会社 伊藤忠テクノロジーベンチャーズ株式会社 グローバル・ブレイン株式会社 伊藤忠商事株式会社 SV-FINTECH Fund みずほキャピタル株式会社 AG キャピタル株式会社 三菱UFJキャピタル株式会社 auカブコム証券株式会社 |
代表 | 藤田 雄一郎 |
資本金 | 415,000千円(2020年5月7日時点) |
登録 | 第二種金融商品取引業 関東財務局長(金商)第3103号 |
Fundsの公式HP上に記載のメリット
- 年率3%前後
- 運用期間中は値動きを見る必要なし
- 円建て
- ファンドの組成は上場企業体
- 1円から1円単位で投資可能
- Funds優待付きのファンドの募集実績あり
- 手数料無料
くれ的オススメポイント
ここからはくれが特にオススメする理由をピックアップして解説します。
株主優待のように特典がつくファンドがある
大阪王将ファンドでは、3万円以上投資した人を対象に特典がつきました。
- 一部の大阪王将店舗で1,000円以上の飲食代お会計が期間中何度でも10%オフになる
- 抽選で大阪王将のサキドリ試食会へ招待
Funds自体サービスリリースが2019年なので全体の案件自体少ないです。特典がついた案件はさらに限られています。ただし、今後は増えていくでしょう。企業からすると、自社商品のファンを作るという面でもメリットがあります。
ファンドの組成は上場企業グループ
関係会社貸付スキームにより、上場企業体が潰れない限り返ってくる。
上場企業ではなく、「上場企業体」であることは注意してください。
もちろん上場会社=「絶対に破産しない」とは限りません。しかし、上場企業であれば、有価証券報告書や外部格付などがあるため、信用力をある程度自分で確認することが可能です。
イートイン社の有価証券報告書を抜粋したものです。ナインブロック社は冷凍食品販売におけるEC事業を展開する連結子会社のようですね。議決権比率は91.3%で重要な子会社の位置付けと考えても良いでしょう。
他のソーシャルレンディング企業は、貸付先が「正直よくわからない」企業が多いのも実態。過去の実績や運営母体の信用力に依存する部分が多いのです。
しかし、Fundsは貸付先がハッキリとわかります。
これで3%近い利回りが得られるなら大きいですよね。
貸付方法がリコースローンであること
「リコース」は、「遡求」や「償還」という意味を持ちます。
まず、リコースローンを理解する上で逆の概念である「ノンリコースローン」について説明します。
ノンリコースローン=遡及されない融資
不動産への貸付などでよく使われるスキームで、ノンリコースローンは責任財産の範囲にあるキャッシュフローを原資とし、その範囲以上の返済義務を負いません。
例えば、収益不動産を購入するための資金で借り入れをしたとします。
仮に、その収益不動産がうまく回らくて収益を上げることができなくても、それ以外の事業で得た収益で返済する必要がありません。
資金供給側からすると貸付リスクがノンリコースローンの方が高いため、金利が高くなる傾向があります。
リコースローンはノンリコースローンの逆です。
とにかく借り手が全責任を負って返済する義務があるのです。
金利は低くなるものの、返済されないリスクは低く抑えることができるため、安心ですよね。
何回も言いますが、ソーシャルレンディングでは、これでも3%程度のリターンが望めるのです!!
大手のベンチャーキャピタル、金融機関から出資を受けている
ベンチャーキャピタルから資金調達をしているところ、特に金融機関系のベンチャーキャピタルから調達をしている点はかなりオススメポイントです。
まだ会社が小さい(未上場)の時に、成長するための資金を供給する代わりに株(議決権)を取得するファンドを運営する企業。
資金供給する→出資すると言います。
彼らのゴールは、企業価値を高めて第三者に売却することです。
特にIPO(株式公開)をすることで一気に企業価値が高まります。
したがって、ベンチャーキャピタルは出資先のIPOを全力で支援するのです。
ベンチャーキャピタルはたくさんありますが、有名な企業がFundsに出資しています。
金融機関系のVC(ベンチャーキャピタル)は、かなり出資目線が厳しいです。だからこそ、金融機関系VCが出資している先は有望な会社が多いです。
まぁ、事業会社が運営するCVCのように本体とのシナジー、協業を想定して出資するケースもあるので一概には言えませんが…あっ、やや専門的になりすぎるのでここまでにします。笑
Fundsはコンプライアンス体制がしっかりしている
前項でも説明しましたが、ベンチャーキャピタルのゴールはIPO(株式公開)もしくは売却です。基本的にはIPOによる譲渡益を狙います。
ソーシャルレンディング企業が上場するにあたって重要なのは、収益性はもちろんのことコンプライアンスや内部統制です。その辺りがしっかりしているのがFUNDSです。
また、ソーシャルレンディング業界は、過去にコンプライアンスがしっかりしていなかったために痛い目にあっています。
参考までに、ソーシャルレンディング 業界で起きた過去の不祥事を含めて、歴史を開設しています。
このように3段階に渡って「監査」をする体制をとっています。
このような組織体制もFundsの信用を高める要因ですね。
さぁ、Fundsでソーシャルレンディング投資デビューしよう!
銀行員からしてもFundsはかなりオススメな投資だと言えます。僕は、投機に近い「仮想通貨」や「FX」はあまりオススメしていません。Fundsは、無料で口座開設できる、1円から始めれる、など投資デビューするハードルが低いのもありがたいですね。まずは少額から投資してみませんか?とにかく動かないと始りません。