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Defiとは?儲かる仕組みも分かりやすく解説します

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DeFiとは?

DeFiとは?
  • イーサリアムをベースにした分散型のアプリケーション
  • Decentralized Financeの略称

イーサリアムとは?

DeFiを理解するにはイーサリアムを知る必要があります。何故ならばDeFiの多くがイーサリアムがベースになっているからです。

イーサリアムは暗号資産(仮想通貨)の一種です。

2013年に当時19歳だったヴィタリック・ブテリン氏が考案しました。

正確にはイーサリアムは仮想通貨ではありません。イーサリアムの特徴の一つである「スマートコントラクト」を提供するためのプラットフォームの名前を指します。そのプラットフォームを運用する上で承認作業が必要です。承認作業の報酬として、仮想通貨「Ether(イーサ)」があります。つまり、仮想通貨はEther(イーサ)です。豆知識です。

イーサリアムの特徴とは?

  1. スマートコントラクト
  2. dApps(分散型アプリケーション)構築のプラットフォーム

スマートコントラクトとは?

スマートコントラクトとはブロックチェーン上にプログラムを書き込むことで、あらかじめ設定した要件を自動的に実行する機能のことです。

スマートコントラクトのメリットは、従来の金融で必ず必要になっていた契約書の締結など多くの事務的な作業が不要になりコストを削減できることです。

dApps(分散型アプリケーション)構築のプラットフォーム

dAppsとは「Decentralized Applications」の略称で、分散型アプリケーションと呼ばれています。

dAppsの定義
  1. アプリがオープンソースで、中央管理者なしで自律的に稼働すること
  2. 全ての変更にユーザーの同意を得る仕組みであること
  3. アプリの記録にブロックチェーン技術を利用していること
  4. トークンを使用すること
  5. アプリへの貢献が標準的な暗号アルゴリズムにより証明され、それに従ってトークンが発行されること
引用:DavidJohnstonCEO


イーサリアムが提供する開発環境は多くのアイデアを dApps に落とし込むことを可能にし、数多くのdApps がイーサリアム上で開発されてきました。

dAppsの例として代表的なものに、cryptokitties(クリプトキティーズ)という猫の育成ゲームがあります。世界で唯一のオリジナルの猫を保有できるゲームで、育成や購入ができます。一見、バカバカしいですが、なんと1匹約1,200万円で売買されたことがあるのです。

イーサリアムに紐づくと、全てのものに貨幣的価値が生まれ「投資対象」となることを実感した事例でした。

大事なことなので繰り返し伝えますが、イーサリアムはスマートコントラクトを提供するプラットフォームです。

DeFiは何の略?

それではDeFiに戻ります。DeFiは、Decentralized Financeの略称です。直訳すると「分散された金融」となります。

Financeなので金融関連のアプリケーションということになります。

DeFiの反対の概念に「CeFi」があります。Centralized Financeの略で、こちらは既存の金融の枠組みを指します。銀行や政府など管理主体が存在している金融です。

DeFiの特徴やメリットは?

DeFiの特徴
  • 中央集権的な管理主体ではない
  • 居住地や経済状況に関わらず誰でもアクセスが可能
  • スマートコントラクトによって自動的に動く
  • 管理主体がいないためコストが低い(手数料が低い)

居住地や経済状況に関わらず誰でもアクセスが可能なので、「ボーダーレスな世界」になる世界がやってくるかもしれません。

ただし、国際政治は簡単な話ではありません。何かしらの規制が入る可能性はあります。

世界には貧困などのため銀行口座を持てず、金融サービスを受けられない「金融難民」と呼ばれる人々が20億人いると言われています。DeFiはこの人々の光となる仕組みになると期待されています。

DeFiのデメリットは?

DeFiのデメリット
  • 資産を紛失するリスクがある
  • 管理主体がいないため責任の所在が不明
  • 誰でも使える反面でマネーロンダリングに使われる可能性がある

資産を紛失するリスクがある

資産を保管している秘密鍵をなくすと資産にアクセスできなくなります。

これはDeFiに限らず仮想通貨(暗号資産)取引全般に通じて言えることですね。

それに加えてハッキングなどは怖いですよね。2018年1月の580億円が流失したNEM事件は記憶に残っている方も多いかと思います。心配な方はハードウェアウォレットに資産を移すことをお勧めします。

オススメのハードウェアウォレットはこちら

万が一に備えておくことは、仮想通貨取引に限らずあらゆる行動をする上で重要です。
パソコンでも外付けのHDDを買ってデータをバックアップしますよね。iPhoneもiCloudにデータをバックアップしておきますよね。リスクばかり気にするのも如何なものかと思いますが、最低限の備えをするのは必要なコストです。

管理主体がいないため責任の所在が不明

DeFiは管理主体がいないため何かトラブルが起きた場合の「責任の所在」が不明になります。

すなわち「自己責任」ということになります。

ただ、ブロックチェーンの仕組み自体が破られる可能性は低いため、そもそも仕組み自体のトラブルは起きにくいとも言えます。

誰でも使える反面でマネーロンダリングに使われる可能性がある

今までの金融の枠組みでは参加できなかった貧困層なども参加できるのがメリットである一方で、匿名性が高いことによりマネーロンダリングに使われるリスクも高いです。

マネーロンダリングを日本語でいうと「資金洗浄」。詐欺など悪質な組織が稼いだ資金がプラットフォームに流れ込み、資金を隠したり、綺麗なお金に変えるための手段として利用されるリスクは十分に考えられます。

便利な反面でダークな部分もあるため、各国は慎重に対応しているような状況です。

DeFiで儲ける方法

お待たせしました。一番気になるのはこの項目ですよね。

なぜDeFiで儲けることができるのでしょうか?主に二つの方法で儲けることができます。

  • DeFi銘柄に投資をして、値上がり益で儲ける
  • Poolで金利を稼ぐ

DeFi銘柄に投資をする

DeFi銘柄のガバナンストークンに投資して、そのガバナンストークンが値上がりすることで儲けることができます。

ガバナンストークンとは?

ガバナンストークンとは各DeFiプロトコルの紐づく議決権を表すトークンを指します。イーサリアム上のプロジェクトが新機能の追加や除去、割合などを変更したり、新たな提案を行う権利がガバナンストークンにはついています。株式の議決権のようなイメージです。

Pool(プール)・イールドファーミングで金利を稼ぐ

簡単にいうと貸付です。それぞれのDeFiはまだ規模が小さく流動性が少ないです。

そのため、貸付することで金利を得ることができます。

その金利が非常に高いのがDeFiのイールドファーミングの特徴です。

利息に加えてガバナンストークンをもらえることもある

有名なDeFiの一つである「Compound」の場合、利息に加えてガバナンストークンがもらえます。

これをイールドファーミングと区別して「流動性マイニング」と呼ばれます。

流動性を提供することで新しいトークンをマイニングできるということです。

Compound

Compoundは2018年に始まったレンディングサービスです。

DeFiの流動性が少ないとは?

DeFiの流動性が低いとはどういうことでしょうか?

貸したい人と借りたい人をマッチングさせる取引所としては、借りたい人がたくさんいるのに、貸したい人がいない状況だとマッチングが成り立ちません。取引所としては避けたい状況です。

それを回避するために、貸したい人にインセンティブを付与しています。

それが利息であり、先ほど説明したガバナンストークンです。

新興DeFiはユーザーが少ないため、金利は高く設定される傾向にあります。

「流動性マイニング」の登場により、数10〜数1000%を超える年利を生み出すことが可能となりました。

DeFiはどのように始めれば良いのか?

では、DeFiはどのように始めるのでしょうか?

DeFiを始める流れ
  1. 国内の取引所で口座を開設
  2. ETH(イーサリアム)を購入する
  3. Metamask(Webウォレット)をダウンロード
  4. MetamaskへETHを移す(送金する)
  5. DeFiサービスに登録
  6. DeFiとMetamaskを連携させる
  7. ETHを他のコインに交換
  8. コインを貸出する
  9. 金利やガバナンストークンがもらえる

まずは、取引所で口座を開設する必要があります。

コインチェックはお勧めです。

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