どうも、くれ(@kure2525_life)です。
今回はソーシャルレンディングのファンドを分類してみました。大きく3種類に分けられるという話です。それぞれリスクが異なりますので、しっかりと意識して覚えましょう。
- ソーシャルレンディングを始めようと思うがどのようにファンドを選べばいいかわからない
- それぞれの案件がどのような仕組みになっているのか知りたい
- ファンド毎のリスクの所在をしっかりと認識したい
ソーシャルレンディング のファンドは主に3種類に分けられます。
その① 企業の信用依存タイプ
借り手の企業の信用力に基づいて貸し出しを行うタイプです。
優良企業であるものの、銀行から資金調達しにくい事業を行なっている企業が借り手になるケースです。
このタイプのファンドを取り扱っている代表的なソーシャルレンディング運営事業者はFundsです。
Fundsの案件をみると、借り手は不動産会社が多いです。アイフルなど個人ローンを行なっている会社が借り手になっている案件もありました。
いずれにせよ銀行からの調達が難しい企業がソーシャルレンディングで資金調達を行います。
Fundsは取り扱っている企業を上場会社に絞っています。
調達の財務内容が公開されていないから、ソーシャルレンディングは怖いと思っている方にはオススメのタイプです。
その② プロジェクトファイナンスタイプ
こちらは、プロジェクトの信用をもとに借入を行うタイプです。
その①は、企業の信用力に基づいて借入を行います。
一方で、プロジェクトファイナンスタイプは、調達企業の信用力はあまり重要ではなく、プロジェクトがうまく行くかどうかが重要です。
プロジェクトの「初期の費用」は、銀行から調達することが難しいor時間がかかることがあります。なぜならば、新規事業のため過去の実績(トラックレコード)がないためです。銀行は、過去の実績を重要視する傾向があります。したがって、銀行から調達できるまでの「つなぎ資金」として利用されるケースが多いです。もしくは、プロジェクトの売却が返済原資になります。
このタイプは、プロジェクトが失敗したら投資した元本が毀損します。
その③ 不動産担保タイプ
こちらは、不動産を持っている事業者が不動産を担保に借入をするタイプです。
調達した資金は、調達した企業の本業のために使われることが多いです。
不動産を担保に取るため、資金調達者が破産した最悪の場合でも、担保にとった不動産を処分することで資金を回収できます。
不動産担保価格=調達資金である状態を「担保フルカバー」と金融業界では表現します。
担保フルカバーであれば、借主が破産をしても担保権を実行することで資金を全額回収することができる。したがって、リスクは小さい一方でリターンは低いケースが多いです。
以上で、ソーシャルレンディングのファンド3種類についての解説を終わります。
非常に基本的なことなので何回も見直して覚えましょう。