ソーシャルレンディングとは?
簡単にいうと「お金を借りたい人と貸したい人を結ぶ」サービスです。
ソーシャルレンディングは、クラウドファンディングの一種です。
クラウドファンディングとは、主にインターネットを通じて不特定多数の一般個人または法人から資金を集める手段を指します。
その中でも、貸付型のサービスは「ソーシャルレンディング」と呼ばれます。
- 寄付型
- エクイティ投資型
- 購入型
- 貸付型(ソーシャルレンディング)
集めた資金を資金ニーズのある個人や企業に融資し、その金銭的な対価として元本と利子を受け取り投資家に還元します。
いろいろな理由があって銀行からの調達が難しい際に、柔軟に資金調達をできるのがソーシャルレンディングの資金需要者にとっての魅力です。
こんな先は銀行からの借り入れが難しいケースがあります。
・借入期間が短期すぎる。
・創業したてで信用がない。
・資金使途が不明確。
ソーシャルレンディングの規模は拡大中
クラウドファンディングの国内市場は、右肩上がりで成長しています。
その中でも、ソーシャルレンディングが占める割合は9割を超えています。
ソーシャルレンディングの会社は?
ソーシャルレンディングを提供している会社は、たくさんあります。SBIグループなども参入してきていることから、今非常に注目されている領域であることがわかります。
- クラウドクレジット
- SBIソーシャルレンディング
- クラウドバンク (日本クラウド証券株式会社)
- オーナーズブック(ロードスターキャピタル)
- CREAL(ブリッジシーキャピタル)
- FANTAS fundinglplp
ソーシャルレンディングのメリット
債券や預金よりも利率が良い(2%~6%)
債券や預金よりも利率が良いです。
おおよそ2%〜6%の金利が見込まれます。
中には10%を超えるような案件もあります。
マイナス金利下でこの金利で調達したい企業は正直「怪しい」と考えるのが銀行員的な発想です。
しかし、高い金利を払ってもスピード感を持って事業を成長させたい、至急資金が必要等の理由がある企業を対象としているケースが多く、全く信用がない(財務的に危ない)とは、一概に言い切れません。
少額から投資が可能(1万円からも可能)
株式とは違い、少額から購入することができます。
なんと1万円から投資を始めることが可能です。
なんと1円から投資を始めることができる会社があります。
預金や債券よりも金利が良いにもかかわらず少額で始めれることがソーシャルレンディングが流行している要因の一つです。
株式市場などの動向に影響されづらい
ソーシャルレンディングはあくまで貸付です。
したがって、会社が安定的に利益を出し続けて潰れない限り、決まったリターンを受け取ることができます。
商品によっては毎月配当金(金利)を得ることができる
毎月利息を受け取ることができる会社があります。
毎月受け取れるとお小遣いのような感じで「得した」気分になりますよね。
ソーシャルレンディングのデメリット
ソーシャルレンディングはとても良い投資手法ですが、デメリットももちろんあります。
デメリットを理解した上で、投資を始めましょう。
元本が保証されていない
ソーシャルレンディングは、ここまで読んでいただいた方にはご理解いただけると思いますが、あくまで投資であり元本は保証されていません。
どのような時に元本が割れるのでしょうか?
それは、融資先の事業会社が貸し倒れをした時です。つまり、「貸したお金を返せなくなった」時です。
したがって、大事なのは融資先の信用力です。
しかし。融資先が全て開示されているわけではないので判断がとても難しい。
だからこそ、運営している会社の信用力や過去の実績を慎重に検討することが重要です。
途中解約ができない
ソーシャルレンディングは、途中で解約することができません。
ソーシャルレンディングは「待つ投資」と言われている所以かもしれません。
表面利回りを下回る可能性がある
表面利回りで表記されているところは、注意しましょう。
実際に入金されるのは、ソーシャルレンディング企業が得た収益から手数料や経費等を差し引いた金額です。
これを投資額で割った物を「実質利回り」と言います。
表面ではなく、実質利回りがいくらなのかに着目して、比較することが重要です。
こんな人にオススメ
今まで長々と説明してきましたが、なかなか一歩が踏み出せない人が大半であると思います。
下記に該当する人は、ぜひ少額から少しずつ始めていただきたいと思います。
- 投資を始めて見たい
- 株式投資やFXは怖い
- 預金金利は低くて魅力を感じない
- 長い目で資産を少しずつ増やしたい
マイナス金利の環境下、少しずつ「貯蓄から投資」を始めていきましょう。投資は早ければ早いほど効果があります。情報感度の高い僕の周囲の人の多くはすでに始めています。