どうも、メガバンカーのくれ(@kure2525_life)です。今回は、ソーシャルレンディングを始めようとする人向けに「貸し倒れ」について解説していきます。
- これからソーシャルレンディングを始めたい
- 「貸し倒れ」「デフォルト」が何か知りたい
- 大手のソーシャルレンディング会社の貸し倒れ率を知りたい
- リスクに対応するためにどうすれば良いか知りたい
そもそもソーシャルレンディングの貸し倒れとは?
貸倒れは「焦付き」とも言われます。
売掛金、未収入金、貸付金などの債権が取引先の経営悪化や倒産、破産などで回収ができなくなることを言います。
ソーシャルレンディングでは、ソーシャルレンディング事業者が融資した「貸付金」が返済されないままに、融資先が破綻してしまうことを言います。
貸し倒れが起きるとどうなるの?
それでは、「延滞」や「貸し倒れ」が起きるとどうなるのでしょうか?
ソーシャルレンディング事業者のFUNDSでは、このように説明されています。
ファンド組成企業(営業者)から借り手への貸付金の返済に関して、借り手が約束の期日までに弁済をしない等、当初の分配想定に支障をきたす事象(一般的に「延滞」と呼ばれます)の発生をファンド組成企業が把握した場合には、ファンド組成企業はこの事実を当社に報告する義務があります。当社はこれを受けて延滞発生の状況を投資家に開示します。
さらに、これが、匿名組合契約の存続が困難となるやむを得ない事由が発生した場合に該当する段階に至った場合はファンド組成企業のファンド運用が終了され、清算手続を開始します。清算段階では、具体的には資産・債権譲渡などによるファンド資産の現金化を行い、お客様の出資比率に応じて配分します。
FUNDS Q&A
貸し倒れが起きると必ずしも、投資した元本が全て帰ってこないというわけではありません。
ソーシャルレンディング事業者が融資する際に担保をとっている場合は、その担保権を行使することで一部は返済される可能性があります。
例えば、太陽光事業ですと、太陽光設備を担保にとっておけば、担保権を行使して太陽光設備を第三者に売却すればその売却金によって元本の一部は返済されることになります。
貸し倒れ率は低い
ざっくり調べたところ、有名ソーシャルレンディング企業の貸し倒れ率は1%程度でした。
100件の案件があったら、1件くらいが投資元本が戻ってこないくらいです。
個人ローンは貸し倒れがひどく各社撤退した経緯があります。
こちらの記事でも紹介していますが、ソーシャルレンディングはもともと個人向けの融資からサービスが始まりました。
その流れを汲んで、日本でもソーシャルレンディングは個人向けの貸出を多く取り扱っている業者が多かったです。
しかし、個人ローンは貸し倒れ率が非常に高かった。
現在、個人向けローンからは多くの企業が撤退しています。
これによって、貸し倒れ率は非常に低くなりました。
貸し倒れの影響を大きく受けないための対処法
ソーシャルレンディング(SL)はあくまで投資です。
リスクがついています。
確かに、ソーシャルレンディングは利回りが比較的高く魅力的な投資商品です。
投資の基本ですが投資をする上で、以下をしっかりと意識しましょう
- 一つのファンドに投資しすぎない
- 事業者を分ける
- イデコやNISA、株式投資など別の商品に分散させる
リスクをしっかりと認識した上で、ソーシャルレンディングを始めましょう。