どうもメガバンカーのくれです。
今回は、社会貢献性の高いソーシャルレンディングが行えるクラウドクレジットについて、特徴やオススメする理由を銀行員目線でわかりやすく解説します。
- SDGsやESG、ボランティアなど社会貢献に関心がある
- 高いリスクを取ってでも高いリターンを狙いたい
- 株やFXよりは低いリスクの投資を探している
そもそもソーシャルレンディングって何?という方は、基礎知識をつけるために下の記事でじっくり勉強してくださいね。急いでいる方は、一番上の記事だけでも十分ですよ。
クラウドクレジットの特徴は?
クラウドクレジット運営企業の概要
企業 | クラウドクレジット株式会社 |
設立 | 2013年1月 |
住所 | 東京都中央区日本橋茅場町1-8-1 茅場町一丁目平和ビル802 |
株主 | 伊藤忠商事株式会社 フェムトグロースキャピタル有限責任事業組合 有限責任事業組合フェムト・スタートアップ マネックスベンチャーズ株式会社 株式会社GCIキャピタ 第一生命保険株式会社 三菱UFJキャピタル株式会社 LINE Ventures株式会社 YJキャピタル株式会社 ソニーフィナンシャルベンチャーズ株式会社 グローバル・ブレイン株式会社 SBIインベストメント株式会社 (2020年5月9日時点) |
代表 | 杉山 智行 |
資本金等 | 1,334,548千円(2018年9月時点) |
登録 | 第二種金商品取引業者:関東財務局長(金商)第2809号 |
クラウドクレジット公式HP上に記載のメリット
- 海外成長国へ投資ができる
- 高い利回りの商品が多い(表面利回り5.7~11.9%)
- 1万円から投資できる
くれ的クラウドクレジットのオススメポイント
ここからはくれがクラウドクレジットを特にオススメするポイントを説明します。
社会的インパクト投資で社会貢献できる
社会課題を解決しながら経済的な利益も同時に生み出す投資行動
「リスク」と「リターン」の2軸に加えて「インパクト」の3つの軸で価値判断する投資です。
クラウドクレジットでは以下のように定義されています。
リスクに見合った経済的リターンの獲得と特定の社会的目標の達成を両立することを意図した投資。社会的目標の達成度については継続的にそれを計測する。
クラウドクレジット公式HP
投資によるリターンも狙うし、社会貢献も狙う。これを理念に掲げているのは素晴らしいですよね。
世界でSDGsが流行しているのはご存知ですか?
世界が抱える問題を解決し、持続可能な社会をつくるために世界各国が合意した17の目標と169のターゲットのことです。
SDGsは2015年9月の国連サミットで採択されたもので、国連加盟193か国が2016年から2030年の15年間で達成するために掲げた目標です。
クラウドクレジットはソーシャルレンディングを通じて上記の中の以下の目標に取り組んでいます。
- 1:貧困をなくそう
- 5:ジェンダー平等を実現しよう
- 8:働きがいも経済成長も
- 10:人や国の不平等をなくそう
取組事例
- メキシコ女性企業家支援ファンド
- ペルー金融事業者支援ファンド
- ペルーマイクロファイナンス支援ファンド
とても素敵ですね。投資は「お金持ち」が利益の追求のために行うものと考えられがちですが、クラウドクレジットでのソーシャルレンディングは違います。
有名なベンチャーキャピタルから投資を受けている
ベンチャーキャピタルから出資を受けているのはオススメできるポイントです。
まだ会社が小さい(未上場)の時に、成長するための資金を供給する代わりに株(議決権)を取得するファンドを運営する企業。
資金供給する→出資すると言います。
彼らのゴールは、企業価値を高めて第三者に売却することです。
特にIPO(株式公開)をすることで一気に企業価値が高まります。
したがって、ベンチャーキャピタルは出資先のIPOを全力で支援するのです。
ベンチャーキャピタルはたくさんありますが、有名な企業がクラウドクレジットに出資しています。
「Fundでのソーシャルレンディングをオススメする理由」でも同じ解説をしました。Fundsもクラウドクレジットと同様に注目のソーシャルレンディング企業です。
海外案件だからこそ利回りが高い
クラウドクレジットのもう一つの特徴は、海外案件にフルスイングしているところです。下の募集中(2020年5月9日時点)の案件をご覧いただくとわかりますが、海外の案件かつ高利回りの案件が非常に多いですね。
くれ的クラウドクレジットの注意点
貸し倒れが一定数起きている
投資はリスクとリターンが相関関係にあります。
クラウドクレジットは、10%近くの大きなリターンが望める代わりに貸し倒れ(デフォルト)も一定数起きています。
月次でそれぞれのファンドの運営状況を公表しています。期待される最終リターンを「A〜E」で、早期償還遅延予想を「早、早早、遅、遅遅」の4段階で、わかりやすく表現されます。
投資をしたら途中解約ができないのがソーシャルレンディングの特徴ですが、このように毎月レポートが出るとファンドの状況がわかり安心ですね。
貸付先の情報が乏しい
「東欧金融事業者支援ファンド39号」というファンドを例にあげて説明します。
正直な感想、貸付先の情報が乏しいです。
基本的な情報に貸付先のホームページも記載されていますが、海外企業ばかりなので英語が読めないと判断材料になりづらいです。
貸付先の財務状況も開示されています。
こちらも情報は非常に少ないです。
情報が少ないのはある程度割り切るしかなさそうです。
ある場合は、過去の実績で判断しましょう。
さぁ、クラウドクレジットでソーシャルレンディングを始めよう
クラウドクレジットの特徴やメリットはご理解いただけたでしょうか?「社会貢献度の高さ」「利回りの高さ」は、非常に魅力的です。ぜひ、1万円から始めてみましょう。